MSFC 刺激たっぷり、ミエシゴト探訪#4

2018.11.28

 

こんにちは!
三重大学2年の北森です!

 

今年の大学祭も無事幕を閉じ、冬まっしぐらという時期になってまいりました。
寒い日には、畳の敷いてある和室でゆっくりお茶を飲みたいです。
じじ臭いですね(笑)

 

さて、そんな和室に欠かせないのが、そう、畳。
皆さん、畳について、考えたり、学んだりしたことはありますか?
日本の伝統でもある畳をちょっと深く知ることができたのが、今回のミエシゴト探訪です!!

 

今回お邪魔させていただいたのは、四日市市にある、石川畳店です。
ここでは、新しく畳を作る、古くなった畳を修繕する、といったことが仕事です。

 

元々の畳というのは、風通しの良い部屋や床下に合わせて通気性の良いものが主流だったのですが、
最近は密閉構造となる建物に合わせたものを作っているそうです。
また、無農薬のい草(畳に使われている植物)を使って、アレルギー体質の方にも使えるような畳も作っています!

 

そして石川社長は、ただ畳を売っているわけではないのです。
「畳を売る」ということを通して、地域とのつながりや伝統・文化をつなぎ続けているのです。

 

畳を売るときには人とのコミュニケーションが生まれ、畳を売り買いするというお付き合いだけでなく、
そこから次にもつながる関係へとなっていくそうです。
一期一会の出会いから、人と人とのつながりが生まれ、さらにその地域のコミュニティーが活性化していくのだなと思いました。

 

また、畳を作り続けることを通して、畳の原料となるい草を作る農家や畳を使う和室での他の文化を守ることにもつながっていきます。
その他にも、畳はお茶や生け花など、他の数々の日本の文化とつながっています。
「畳」という文化を守ることで、日本の文化をこれからも守っていく一端となります。

 

そして、文化は守られるだけでなく、新たな価値や時代に合わせたブームも生み出していきます。
文化・伝統を守り、次世代へとつないでいく。
そんな小さな歴史の1ページ1ページが生まれていくのだということを学びました。

 

畳を作ることから、地域を作り、また自分の人生も作っていく。
これらの中には楽しさがあり、とことんやりとおすということを学んだ今回の取材でした。

 

それではまた次回をお楽しみに!

 

11月22日(木)中日新聞
↑ クリックして大きな画像をご覧いただけます ↑
中日新聞2018年(平成30年)11月22日(木)朝刊