MSFC『多文化共生チーム』第9回インタビュー

2018. 9.11

こんにちは!
MSFC『多文化共生チーム』です。

2018年 9月 8日に、第9回目の取材を行いました。
ネパール・インド料理店Shree ganeshaの、サルマ・ラジブさんです。

 

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(後ろの旗はネパールの国旗です)
(レストランの入り口です)

 

名前: サルマ・ラジブ

出身国: ネパール

年齢:39歳

勤務先:スリーガネサ Shree ganesha(ネパール・インド料理店)

住所:津市丸の内 7-2

電話:059-222-2334

定休日:日曜日

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インタビュー(2018年9月8日)

Q.いつ日本に来ましたか。

A. 8年前に神戸に引っ越して来たのが初めてです。
それまではネパールのレストランでシェフとして働いていました。
そのネパールのレストランに、日本人の方がお客さんとして来られた時に、「日本にこういう料理を作る人はまだあまりいないから、日本に来てシェフをしないか」と言っていただいて、それで日本に来て神戸で仕事を始めました。
その半年後に東京に移り、そのまた半年後からはずっと三重県の津新町で働いています。

Q.日本に来た時は日本語は話せなかったのですか。

A.

はい、その時は日本語は何も話せませんでした。
家族揃って日本に引っ越してきたのですが、私も妻も娘も日本語を話せませんでした。
日本に来てから、日本語の教科書を買って自分で勉強していました。
その後、三重県に来てから、津市役所がやっている日本語教室に3年間通いました。

Q.日本語以外の言葉も話しますか。

A.

ネパール語が私の母語ですから、妻とはネパール語で話します。
あとは、日本語と、英語と、ヒンズー語を少し話します。
今も日本語は私も妻もあまり上手ではないです。
でも今10歳になる娘はずっと日本の学校に通っていますから日本語はペラペラですし、三重県に来てから生まれた二人目の娘も、今は4歳ですが、日本語がペラペラになると思います。

Q.仕事はお忙しいですか。

A.

そうですね。
うちのレストランでは働いているのが私と妻だけですから、全部自分でしなければなりません。
毎日11:30-2:30のランチの時間が終わったら、すぐに食材を買いに行ったりディナーの準備をしたりして、そして5:30-9:30までディナーのためにレストランを開けます。
日曜日は定休日ですが、食材を買いに行ったりしなければいけません。
(筆者注:このインタビューは、土曜日のランチとディナーの間の時間に時間を作ってもらって行いました。)
お客さんもいっぱい来てくれますから、あまりまとまった休みは取れなくて、ネパールにも来日以来2、3回しか帰っていません。
お客さんと言えば、数年前まで、三重大学の大学生の方々が10人以上、常連客として来てくださっていました。
もう皆さん卒業してしまったのか、最近は来られませんが、他の皆さんも是非来てください。

Q.日本に来て困った経験はありましたか。

A.

あまりないですが、強いて挙げるなら、やっぱり初めの頃はどこに何があるのか全然知りませんでしたし、それに日本語ができなかったので、市役所に行って必要な手続きをするのも難しかったです。
一度、日本人の知り合いの人が、私の手続きを助けるために、ご自分の仕事を30分だけ抜けて来てくれました。
とても申し訳ないと思いましたし、自分で自分のことができないのが悲しかったです。

Q.日本で就職したいと思っている三重大学の留学生にアドバイスはありますか。

A.

真面目で正直な心を持っていれば、日本は住みやすい国です。
日本人はみんな優しくて、いろいろ手伝ってくれたり教えてくれたりします。
私は今後ずっと日本に住みたいと思っていますし、日本から学ぶことがいっぱいあると思います。