2018. 4. 3
こんにちは!
MSFC『多文化共生チーム』です。
2018年3月18日に、第7回目の取材を行いました。
土木・建築関係の会社にお勤めの、イスラム・モハマド・アミヌルさんです。
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名 前: イスラム・モハマド・アミヌル(Islam, Mohammad Aminul) 出身国: バングラデシュ 現在の勤務先: 津市内の土木・建築関係の会社 Eメール: aminul1987eng@gmail.com |
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インタビュー(2018年 3月18日)
Q.日本に来た経緯を教えてください。
A. | もともと、英語の通じる他の国、例えばカナダなどに留学することを考えていました。 しかし、昔から知っているバングラデシュ人の三重大学の先生と専門が同じで、家も近く、いろいろお話ししていて日本に行きたいと思うようになりました。 三重大学では生物資源学研究科で修士号を取りました。 |
Q.どうやって日本語を勉強したのですか。
A. | 最初中部国際空港に着いたときは、まったくゼロの状態でした。 そこからなんとか三重大学までたどり着いて、三重大学国際交流センターで行われている日本語コースに入りました。 そのコースは、日本語能力がゼロの人のための日本語クラスでした。 「あいうえお」から勉強しました。とにかく授業の教科書を全部勉強しました。 今、その本の単語は全部知っています。その他にはインターネット動画などでも勉強しました。 日本では、漢字が出来ないと大変なので、今は漢字の勉強をしています。 将来は、日本語能力試験N1にも合格できたらと思って、漢字の本も買いました。 |
Q.いろんな言語が話せるそうですが、何かポイントがありますか。
A. | 私は母語であるベンガル語のほか、英語、日本語、ヒンディー語、ウルドゥ語、アラビア語も少しできます。 英語は、シェイクスピアなども読み、かなり勉強しました。 私は、さまざまな言語を学習するのが好きなんです。 言語学習で大切なのは、やはり基礎だと思います。 基礎的な文法が理解できれば、どんな文でも作れるようになりますから。 |
Q.今のお仕事はどうやって探したのですか。
A. |
三重大学に来たのが2015年の3月末ですが、その半年後ぐらいに自分でハローワーク(公共職業安定所)に行きました。 |
Q.どんなお仕事をなさっているのですか。また、ビザの種類は何ですか。
A. | 私の専門は土木でしたので、それに関連した仕事をしています。 現場監督補助といって、私以外はみなさん日本人なのですが、日本語でどのように安全に仕事をすればよいかなどの指示を出したりしています。 その他、現場作業員に土木の技術的な指導もしています。 また、ときどき外国人のお客さまもいらっしゃるのですが、その方たちのための通訳をすることもあります。 ビザは技術・人文知識・国際業務というものです。 |
Q.どのくらいの頻度で帰国していますか。
A. | 2015年の3月に来日してから、まだ1度しか帰っていません。 今年の夏ごろ、また帰りたいと思っています。 でも、これからもずっと日本に住みたいと思っていますので、もっと日本語をがんばらなければなりません。 |
Q.日本の生活で困ることはありますか。
A. | 基本的には、そんなにありませんが、手書きのものや紙媒体で届くお知らせは漢字がたくさんあって大変です。 パソコン上のものならすぐにインターネット翻訳が出来るのですが、手書きだと時間がかかって大変ですね。 |
Q.日本で生活・就職したい人へのアドバイスはありますか。
A. | まずは、やはり日本語を良く勉強してくださいと言いたいです。 そして、時間や法律をしっかり守ったほうがいいと思います。 自国と同じつもりでいて、知らなかったでは済まされないこともあると思うからです。 事故に巻き込まれたり、自分が知らない間に法を犯したりしてしまうことがあると思うのですが、日本に住んでいる以上知らないということでは済まされないので、分からないことはきちんと聞いた方がいいと思います。 |