PBL集中講義「三重学(食と観光実践)」

COC+参加校の学生を対象として行われたこの授業では、伊勢・鳥羽・志摩の食文化・観光文化の現状を知り、課題の抽出や提案を目的に23日の宿泊型PBL集中講義が実施されました。
履修者は三重大学10名、四日市大学4名、鈴鹿大学1名、皇学館大学1名です。

 

事前学習1:大川学園

事前学習1では大川学園を訪問し、三重の食文化を中心に学びました。
1部では伊勢の歴史的な食事について講義がありました。
江戸時代の食文化や、伊勢の神様に奉納する食事、お伊勢参りの文化についてグループワークを交えながら学びました。

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2部では1部と打って変わって、現代の食文化であるご当地グルメについて講義がありました。
三重県四日市市のご当地グルメである「四日市とんてき」を活用した四日市市の"まちおこし"について学びました。

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授業は終始、学生と教員のやり取りがあり、活発なものでした!

 

事前学習2:MieMu

事前学習2ではMieMu(三重県立総合博物館)を訪問し、伊勢参りの観光文化について学びました。
1部では学芸員の方から伊勢参りの文化について講義がありました。
江戸時代のもっとも有名な観光地であるおはらい町のおもてなし文化について学びました。

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2部では館内見学を行いました。
伊勢には豊富な食文化があり、それが数多く展示してあり、日本全国でも珍しい博物館だそうです。
3部ではグループワークの予行演習に、各チームでマシュマロチャレンジ(パスタとマシュマロを使い、どれだけ高く届くか)を行いました。
初めて交流する学生が戸惑いながらも目標に向かういい練習になりました。

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合宿1日目

1日目は伊勢志摩地域の観光文化について学びました。
まず、伊勢神宮の外宮を参拝しました。伊勢市駅から外宮までは参道が整備され、比較的新しい観光地となっています。

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次に鳥羽市にある、女性の願いをかなえてくれる石神神社を訪問し、見学を行いました。

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次にはちまんかまどを訪問し、海女さんの話を聞きながら、海女料理を堪能しました。
現役の海女さんから貴重な体験談を聞くことができました。

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次に海の博物館を訪問して、海女文化について講義を受けました。
海女さんが取ってくる海産物の種類など、詳しく教えていただきました。
館内見学も行い、鳥羽市の歴史や文化について学びました。

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この日はこれで宿泊施設に戻り、グループワークを行って翌日の調査に備えて終了しました。

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合宿2日目

朝食前に伊勢神宮を早朝参拝しました。

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次におかげ横丁を管理する伊勢福の社長、橋川氏からおかげ横丁の取り組みについて講義をいただきました。
また、おはらい町のまちづくりに関して、建築家、高橋氏から講義をいただきました。
伊勢神宮の参拝客に向けた観光のあり方について学ぶことができました。

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実地見学の様子

 

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午後にはグループに分かれて、自分たちで調査対象を決めてヒアリング調査を行いました。
自分たちで聞きたいことを決め、突撃取材という経験ができました。

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二軒茶屋餅角屋麦酒の鈴木社長へのインタビュー調査

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伊勢福へのインタビュー調査

 

午後いっぱいを調査に費やして、最後はグループワークで調査内容をまとめました。
グループワークを繰り返したことにより、スムーズに議論できていました!

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合宿3日目

宿泊施設を後にし、発表会の会場である皇學館大学へ移動しました。

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一日を通してグループワークを行い、全4チームによる発表会を行いました。
全チーム、自分なりの伊勢志摩の食と観光についてまとめ、課題の発表を行いました!

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次に、神宮記念館を訪問し、館内を見学して伊勢神宮の文化について学びました。

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最後にグループごとで話し合い、学びの振り返りを行いました。
最後まで活発な会話があり、学生たちの主体性や協調性の成長が見て取れました!

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