PBL集中講義「現代社会理解実践(次世代産業実践)」

COC+参加校の学生を対象として行われたこの授業では、次世代産業である航空宇宙産業の現状を知り、三重県における課題の抽出や提案を目的に23日の宿泊型PBL集中講義が実施されました。
参加者は三重大学14名、鈴鹿工業高等専門学校4名、鳥羽商船高等専門学校1名です。

 

合宿1日目

1日目は研修施設である、鈴鹿青少年センターを訪れ、集中講義が始まりました。

 

午前はこれまでの航空産業の歴史について、みえ・航空宇宙産業推進協会 会長であり、COC+事業の地域活性化推進コーディネーターである雲井氏に登壇いただきました。
講義には三重テレビの取材が入るなど、活発なものでした!

1

 

午後からは、三菱重工業株式会社において日本の液体ロケットN-1N-2 H-1H-2H-2A、及び HOPE の開発を担当され、現在は名古屋大学特任教授である小林氏から宇宙産業について講義をしていただきました。
ロケットの話題や、種子島宇宙センターの話題など、とても興味深い内容でした。

2

 

講義終了後は学生と講師による交流会を実施し、自分たちの学びと航空宇宙産業のつながりについて意見交換がありました。
学生からも多くの質問があり、活発な議論が行われました!

3

4

 

合宿2日目

2日目には航空力学の基礎知識の講義があり、飛行機がなぜ飛ぶのかを学びました。
これを元に、自分たちでペーパープレーンを工作し、実際の飛び方を見ながら航空力学の重要性を確認しました。

5

作成したペーパープレーンは体育館を使って飛行テストを行いました。
学生同士で機体の修正を議論し合い、最後には飛距離の計測を行いました。
中には20m以上飛ばす学生もいました!

午後からはグループに分かれ、オリジナルプレーンの作成に取り掛かりました。
グループによっては基本に忠実なものや、羽のない独創的な機体が生まれました。
午前と同じく、オリジナルプレーンの飛行テストも行い、最終的には飛距離の計測も行いました。
オリジナルだけあって、基本形よりも飛距離は短かったですが、学生は活発でした。

6

7

 

夜にはそれぞれのグループで、三重の航空産業に対して自分たちに何ができるかを議論しました。
オリジナルプレーンの作成でチームが形成されたため、活発な議論が行われていました。
最後にはチームの発表と、飛距離の計測の表彰をしました。

1

2

 

合宿3日目

午前には三重県の航空宇宙産業の関連企業である、大起産業 木曽岬工場を見学させていただきました。

3

午後からはロケットを製造している三菱重工 飛島工場を見学させていただきました。
※工場の特性により、写真等を公開することはできません。

 

学んだことの現場を実際に見学することで学生たちの間で航空宇宙産業について関心が高まっていました!

3-2