「次世代産業実践」合宿学習を実施しました

2020.2.25
2/18~20の日程で、COC+オリジナル授業「次世代産業実践」の合宿実習を実施しました。
三重大学から12名、四日市大学から1名の計13名が参加し、鈴鹿青少年センターで集中的に航空宇宙産業をテーマに学びました。

 

1日目はオリエンテーションと航空宇宙産業の基礎に関する講義を受けた後に、鈴鹿工業高等専門学校の黒田教授からCADを使った設計やレーザープリンターの使い方についてレクチャーを受けました。

2日目は実際にCADを使って竹とんぼの製作と飛行試験を行い、ラピッドプロトタイピングによる改良と実証のPDCAを回していく工程を体験しました。
とくに製造業においては、研究開発と製造現場、そして市場ニーズといったそれぞれの機能を融合させていく考え方が仕事を進めていく上で重要となります。その基本サイクルについて理解を深める機会となりました。

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また、三菱重工業において航空機の製造に携わられた小林元名古屋大学教授に、航空宇宙産業での働き方や日本の産業動向について講義していただきました。なかなか日常的には接することのない業界の話に、学生たちも非常に興味を示していました。

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3日目は楽しみにしていた工場や研究所の現場見学を実施しました。
まずは木曽岬町の大起産業木曽岬工場に訪問し、航空部品製造の現場を見せていただきました。
航空機の部品を造るのに必要な技術要求や性能試験の厳しさを垣間見て、学生たちも竹とんぼとは比較にならない責任を感じていたようです。

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続いて、多気町のユーグレナ藻類エネルギー研究所を訪問しました。1月にミドリムシ由来のバイオジェット燃料で飛行機が飛ぶことを発表し、この場所での研究成果に注目が集まる中、最先端のバイオテクノロジーとエネルギー産業、そして航空宇宙技術との融合を目の当たりにして、大いに刺激を受けていました。
29日に事後学習でこの合宿実習において学んだことを発表する予定です。

【追記】2/29実施予定の事後学習につき、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から学生等の安全面を考慮し、集合形態ではない方式での実施となっています。

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