2019.4.12
こんにちは！
MSFC『多文化共生チーム』です。
2019年 4月10日に、第16回目の取材を行いました。
今回は、名古屋の医療法人にお勤めの、金 雅鳴（キン ガメイ）さんです。
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名前: 金 雅鳴(キン ガメイ) |
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インタビュー（2019年4月10日）
Q．来日のきっかけについて教えてください。
| A． |
私の叔父が四日市市に住んでいるんですが、中国の大学を卒業したばかりの私に「君はまだ若いんだから、日本に来ていろいろ体験してみたらどう？」と日本へ来ることを勧めてくれました。それで、叔父のいる三重の大学、つまり三重大学の大学院に入りました。来日したのは2010年の9月の終わりで、その年の10月から1年半ほど三重大学で研究生をしました。最初は日本語が全く分からなかったので、国際交流センターでゼロから日本語を学びました。1年半研究生をした後、生物資源研究科に進学し2014年3月に修士課程を修了しました。それからずっと日本に住んでいます。１、２年に1度ぐらいのペースで帰国しますが、滞在するのは長くても10日ぐらいです。短いときは4日ぐらいですぐ日本に戻ってくるときもあります。 |
Q．日本語の勉強はどうでしたか。
| A． |
初めて日本に来た時は日本語が全くできない状態でしたので、大変でした。三重大学の国際交流センターで半年日本語を勉強したあとは、テレビを見たり、日本人の学生と話したりしました。その後、2014年1月にJLPTのN1に合格しました。日本語を勉強する上で、一番役に立ったと自分で思うのは、アルバイトの経験かなと思います。大学院生になってから、大学の中のコンビニで２年間ずっとアルバイトをしたんですが、そこでいろんな日本語を学ぶことが出来たと思います。コンビニなので、お客さまと敬語で話さなければなりませんから。 |
Q．どのようにして就職したのですか。
| A． |
大学院の時に２か月ぐらい就職活動をしました。でも、その後修士論文が忙しくなってきたので、中断しました。そしたら、中国人の友だちが会社を紹介してくれたので、面接を受けて、就職しました。その会社では２年ほど働きました。その後今の会社に移ったのですが、今の会社は、ネットで仕事を紹介してくれるエージェントに紹介してもらいました。 |
Q．今はどんなお仕事をしているんですか。
| A． |
クリニックで、通訳と営業事務の仕事をしています。通訳は、一年に３，４組ぐらいしか中国人の患者さんが来られないので、ほぼ日本人のスタッフと同じ仕事をしていると言ってもいいと思います。営業事務というのは、渉外の方が外から契約を取ってこられるので、そこから私が契約書を作ったり、コースを組んだり、会社や健康保険に請求する仕事なども担当しています。 |
Q．休日はどんな風に過ごしていますか。
| A． |
休みの時には中国人の友だちと日本国内や海外で旅行を楽しんでいます。日本全国本当によく旅行しました。北海道や東北地方がとても気に入ったので、また行きたいですね。また海外も行きました。最近では冬休みにニュージーランドに行ってきました。日本にいる間に、もっといろいろな所を見ておきたいなと思っています。 |
Q．日本で生活する中で、何か困ったことはありませんか。
| A． |
日本の生活ももう長くなったし、慣れてきたので、特に困ったと感じることはありません。日常生活の中で日本語が分からなくて困るとか、そういうことはほとんどありませんね。中国人ですから漢字も読めるので、書類などもそんなに困りません。もし、何か意味が分からないことがあったら、周りの人に質問して教えてもらいますが、そんなことも滅多にありません。 |
Q．日本で就職したいと思っている留学生にアドバイスはありますか。
| A． |
私のアドバイスとしては、出来るだけ説明会にたくさん参加して情報を常に把握した方がいいということですね。あと、日本語はもちろんですが、英語も何か資格を持っていたほうがいいと思います。 |
