こんにちは!
MSFC『多文化共生チーム』です。
2020年3月26日に、第26回目の取材を行いました。
今回は、三重大学生物資源学研究科を卒業し、来月から三菱自動車にお勤めのセパさんです。
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名前: セパタリス ベルナデッタ パルフシプさん |
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インタビュー(2020年3月26日)
Q.初めて日本に来たのはいつですか。
A. |
2015年に、インドネシアのパジャジャラン大学の交換留学生として三重大学に来ました。1年間の交換留学だったのですが、インドネシアにいた時は私は森林保全の勉強をしていて、日本語を勉強したことがなかったので、初めて日本にきた時は日本語が全然話せませんでした。交換留学を終えて2016年の3月にインドネシアに帰りましたが、2016年の10月に、三重大学の生物資源学部の大学院生として三重大学に戻ってきました。三重大学とパジャジャラン大学は協定校で、ダブルディグリープログラムをしていて、私は修士課程の1年目をパジャジャラン大学で、そして修士課程の2年目を三重大学で過ごしました。そして2020年の3月に三重大学で博士課程を修了しました。博士論文は、日本とインドネシアの森林保全と地域振興に関する研究でした。 |
Q.日本語能力試験に合格しましたか。
A. |
はい、私は生物資源学部の大学院に入ってからも2018年くらいまでは国際交流センターの日本語のクラスを受けて日本語の勉強を続けていたのですが、2018年の7月に日本語能力試験のN3を、同じ年の12月にN2を受けて合格しました。また、就職活動を始めた頃、就職活動に役立つと思って英語のTOEICも受けました。2019年の3月くらいに受けたのですが、920点くらいでした。 |
Q.就職活動はいつ頃からいつ頃までしましたか。
A. |
私は2019年の2月の終わりくらいから始めました。いろいろな説明会に出席して、エントリーシートを提出し、試験を受け、そして面接を受けました。エントリーシートはだいたい20~30社くらいに出したと思います。その中で面接まで進んだのは3社でしたが、私は三菱自動車の面接を一番初めに受けて内定をもらうことができましたので、他の2社の面接は受けませんでした。他の2社よりも三菱自動車は大きな会社だったから、三菱自動車に行きたいと思いました。その三菱自動車の内定が出たのが2019年4月1日でした。ですから、エントリーシートの提出から内定が出るまでだいたい1ヶ月くらいでした。 |
Q.すごく早く内定がもらえたのですね。就職活動の中で一番難しかったのは何ですか。
A. |
一番難しかったのは試験だと思います。やっぱり留学生にとって一番難しいのは日本語が理解できるかどうかということですから、試験が大変だと思います。でも、三菱自動車は、オンライン試験でした。あと、エントリーシートは書くのがとても時間がかかりますし、面接では会社の人の質問がわからないこともありました。質問がわからない時は、「すみません、もう一度言ってもらえますか」とか「すみません、やさしい日本語で言ってもらえますか」とか言いました。分からない時はこう言うしかないですね。しょうがないです。 |
Q.4月に内定が出てから卒業まではどうしていたんですか。
A. |
もちろん実験したり博士論文を書いていたりしましたが、2019年の11月から2020年の3月まではインドネシアの実家に帰っていました。旅行をしたりして色々リラックスしましたが、実は、2月に結婚しました(笑)。夫はアメリカ人で、2018年の春にお互い大阪で旅行中に知り合ったんです。 |
Q.来月から仕事が始まるのですが、どんな仕事をするのですか。
A. |
開発課に所属するのですが、具体的にどういう仕事をするかはまだ分かりません。4月から10月まで研修がありますので、その後、どういう仕事をするのか分かると思います。また、仕事の時は日本語をメインに使いますが、資料は英語が多いと聞いています。 |
Q.セパさんが日本に住んでいて、困ったことはありますか。
A. |
そうですね、、、、もう日本での生活に慣れてしまったのですが、、、、言語以外だったら、日本にはあまりシェアビジネスがないことですかね。Uberとか、インドネシアだったらたくさんあってとても便利なのですが、日本にはあまりないですよね。 |
Q.将来日本で就職したいと思っている外国人留学生の皆さんにアドバイスをくださいますか。
A. |
はい。留学生は、日本人よりももっと頑張らなくてはいけないということです。言語の面でももちろんそうですが、就職活動を始める時期についてもそうです。私は就職活動を卒業の前の年の3月に始めましたが、日本人はもっと早くから始めていますよね。留学生の多くは、そういうことを知らないので、私のように遅く始めてしまうことが多いと思うのですが、そうなるともっと頑張らなくてはいけなくなります。 |